ブラッドリー効果とは
Wikipediaでは、「ブラッドリー効果」を以下のように説明している。
『1982年のカリフォルニア州知事選挙で黒人の元ロサンゼルス市長トム・ブラッドリーが白人の共和党候補ジョージ・デュークメジアンと争った。事前に行われた世論調査ではブラッドリーが圧倒的有利な状態で、ほとんどのメディアはブラッドリーの勝利を予想し、サンフランシスコクロニクルは「BRADLEY WIN PROJECTED」の見出しをかかげた。しかし、いざ選挙当日になってみると、それまでブラッドリーを支持していた白人有権者がデュークメジアンに投票し、多くの票がデュークメジアンに流れた結果、当選確実といわれていたブラッドリーは敗れてしまった。
これは、白人に投票すると言う意見の表明自体が、調査者に人種差別主義的イメージを以て解されるのを嫌った一部の人が、「ブラッドリーに投票する」と世論調査で答えた結果だと社会心理学的な解釈が行われている。
多くの白人有権者が黒人候補者に投票するといいながら、実際は白人候補者に票を投じる投票行動を政治学者は「ブラッドリー効果」と名づけた。』
次に「2008年アメリカ合衆国大統領選挙」での結果を紹介する。
※ブラッドリー効果は、英語では"Bradley Effect"
2008年アメリカ合衆国大統領選挙
2008年アメリカ合衆国大統領選挙では、アフリカ系アメリカ人のバラク・オバマが出馬したことでこの「ブラッドリー効果」が注目を浴びることになった。
最もこの「ブラッドリー効果」に期待を寄せたのはヒラリー・クリントンではなかっただろうか。ニューハンプシャー州の予備選では、勝利確実と目されていたオバマ氏が敗れたからだ。
このときは、多くのアメリカ国民の脳裏には1982年のカリフォルニア州知事選のことがよぎっただろう。しかし、実際に行われた2008年11月4日のアメリカ大統領選挙では、
白人のジョン・マケイン候補の確定選挙人数173人を押さえてオバマ氏は365人を獲得した。この圧勝により、黒人初の第44代アメリカ大統領が誕生した。
さらに、今回の大統領選挙の予備選では、サウスカロライナ、アラバマ、ジョージアなどの黒人が多い州では、事前の世論調査より、実際のオバマの得票の方が高くなるという「逆ブラッドリー効果」も確認された。
※「ブラッドリー効果は、「ディンキンズ効果」と称されることもある。
